こんにちは、ブロガーのSacChiです。
美味しい料理を届ける飲食店の皆さん、気持ちを明るくしてくれるヘアサロン・ネイルサロンの皆さん、そして地域で頑張る個人事業主の皆さん、いつも本当にありがとうございます。
会計処理が「後回し」になっていませんか?
個人でお店を経営していると、日々の仕込み・接客・仕入れに追われて、どうしても後回しになるのが「会計処理」。領収書が山積みになり、確定申告直前に慌てて整理する──そんな声をよく耳にします。
そんな方におすすめなのが会計ソフトです。帳簿づけや書類作成などの面倒な作業を自動化してくれるため、簿記の知識がなくてもスムーズに確定申告ができます。
今回は、実際に支援した個人事業主の事例をもとに、
- パート1では「会計ソフト導入のポイント」
- パート2では「商工会議所の活用方法」
を紹介します。
会計ソフト導入の前に決めておきたい2つのこと
Q1. 確定申告は「青色申告」それとも「白色申告」?
| 項目 | 青色申告 | 白色申告 |
|---|---|---|
| 帳簿の種類 | 複式簿記(または簡易簿記) | 単式簿記 |
| 控除額 | 最大65万円(e-Taxなど条件あり) ※簡易簿記は10万円控除 | 控除なし |
| 帳簿の保存義務 | 7年間 | 5年間 |
| 難易度 | やや高い(会計ソフト推奨) | 比較的簡単 |
| 主なメリット | 節税効果が大きい/家族への専従者給与を経費にできる/赤字繰越が可能 | 手軽に申告できる |
青色申告では、最大65万円の控除が受けられる一方、「複式簿記」による帳簿づけとe-Tax対応が必要です。一方の白色申告は手軽ですが、節税効果がありません。
Q2. 「複式簿記」と「単式簿記」の違いは?
| 項目 | 複式簿記 | 単式簿記 |
|---|---|---|
| 記帳方法 | 「借方」「貸方」で取引を両面記録 | 入出金を1行で記録 |
| 把握できる内容 | 資産・負債・利益・経費を正確に把握 | 現金の出入り中心 |
| 利用できる申告 | 青色申告(65万円控除) | 白色申告または青色10万円控除 |
| メリット | 経営状況を正確に把握できる/節税効果が高い | 手軽で初心者向け |
| デメリット | 記帳が複雑/簿記知識が必要 | 分析・節税に限界あり |
📌 青色申告の控除額まとめ(3段階)
| 控除額 | 条件 |
|---|---|
| 65万円 | 複式簿記+e-Tax(または電子帳簿保存)+決算書提出 |
| 55万円 | 複式簿記+紙提出 |
| 10万円 | 簡易簿記(単式に近い)または記帳不備 |
👉 最大65万円控除を狙うなら、e-Tax対応の会計ソフトは必須。
簡易簿記でも控除は受けられますが、金額は大きく下がります。
人気の会計ソフト3選
さまざまなサービスがありますが、利用者が多く、初心者でも扱いやすいのが次の3つです。
freee会計
- スマホアプリが充実
- レシート撮影で自動記帳
- AI自動仕訳で効率化
- グラフで経営状況を可視化
マネーフォワードクラウド
- 銀行・カード連携が強力
- AI学習による精度の高い自動仕訳
- 商工会議所の支援実績多数
弥生会計(クラウド)
- 初年度無料
- インボイス制度対応
- 無料期間が長く、導入しやすい
比較表
各サービスとも年額1万円前後〜3万円程度(プランにより異なる)。初年度無料キャンペーンや無料トライアル期間を活用して、自社に合うか試してみるのがおすすめです。
※価格は変動する可能性があるため、詳細は各公式サイトでご確認ください。
| 項目 | freee会計 | 弥生のクラウド確定申告ソフト | MoneyForwardクラウド確定申告 |
|---|---|---|---|
| 導入タイプ | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 |
| 料金プラン | 1ヵ月無料、11,760〜39,800円/年 | 白色申告:無料〜23,100円/年 青色申告:1年間無料,以降11,330〜33,000円/年 | 10,800〜35,760円/年 |
| 無料トライアル | 30日間 | 1年間 | 30日間 |
| 利用できる機能 | ・確定申告書の作成・出力 ・銀行口座, クレジットカードの連携 ・請求書の作成 ・領収書やレシートのアップロード ・消費税申告 ・買掛レポート ・メールやチャットサポートなど | ・帳簿の作成・出力 ・確定申告書の作成・出力 ・銀行口座・クレジットカードの連携 ・POSレジとの連携 ・金融機関との連携 ・請求書の作成 ・領収書やレシートのアップロード ・消費税申告 ・買掛レポート ・メールやチャットサポート ・スマホアプリとの連携など | ・帳簿の作成・出力 ・確定申告書の作成・出力 ・銀行口座,クレジットカードの連携 ・POSレジとの連携 ・金融機関との連携 ・請求書の作成・郵送 ・領収書やレシートのアップロード ・消費税申告 ・メールやチャットサポート ・スマホアプリとの連携など |
| 連携できるサービス | kintone、Salesforce、soarize、Airレジ、Slackなど | Misoca、Moneytree、STORESなど | マネーフォワードME、電子マネー・プリペイド決済、Airインボイス、Amazon.co.jp(出品者アカウント)、STORESなど |
| 対応OS | Windows / Mac | Windows / Mac | Windows / Mac |
会計が苦手でも「仕組み」で続けられる
もし会計が苦手な方でも、次の2つを整えるだけでぐっと楽になります。
1️⃣ 日々の売上管理を自動化
無料レジアプリ(Airレジなど)を導入すれば、
- 売上の自動記録
- メニュー別集計
- キャッシュレス決済のデータ管理
が自動化されます。
Part2でご紹介する高知県商工会議所でも、Airレジ×マネーフォワードクラウド連携を前提とした支援が進んでいます。
2️⃣ 会計ソフトで確定申告を自動化
銀行・カード明細を自動取得し、AIが仕訳・帳簿化。確定申告書の自動作成にも対応しているため、毎年の作業時間を大幅に削減できます。
まとめ
今回はパート1として、会計ソフト導入の基本を紹介しました。
次回のパート2では、導入後のサポート先として「商工会議所の活用法」を解説します。

