こんにちは、ブロガーのSacChiです。
高知で企業支援の仕事に携わりながら、日々「発信の大切さ」をお伝えする機会が増えてきました。
実際に6ヶ月間オウンドメディアを運営してみて、
“発信の場を持つこと”が、地方でも個人でも大きな力になる
と強く実感しています。
そのうえで今回は、
– 「そろそろ自分でもサイトを持ってみたい」
– 「WordPressで作りたいけど、まず何をすればいいの?」
と感じている方向けに、私自身の体験をもとにまとめてみました。
前編:なぜAmebaなどのブログサービスではなく、WordPress.org(CMS)を選んだのか
後編:ゼロからWordPressブログ(テーマ:Cocoon)を立ち上げた実際のステップ
という2本立てで、私自身のケースをご紹介していきます。
はじめに|最初はAmebaブログで始めるつもりでした
ブログを始めようと思った当初、私は「WordPress」という名前すら知らず、まずは手軽に始められるAmebaブログでスタートしようと考えていました。
しかし、発信相手(ターゲット)をを熟考した結果、
「高知の魅力を海外観光客にも届けたい」
という目的があることに気づきます。
– 日本語だけでなく英語でも読めるようにしたい
– 将来的には多言語展開できるサイトに育てたい
調べていくうちに、Amebaブログでは海外読者に届けにくいという事実にぶつかりました。
Amebaブログの特徴(弱点ではなく“性質”)
– 日本語ユーザー向けの設計で、海外読者には届きにくい
– 多言語サイトとしての運用は難しい
– SEO(検索対策)はプラットフォーム側の仕様に左右される
Amebaは非常に使いやすく、「発信を習慣化する最初のステップ」としてはとても優秀です。
ただ、“どんな相手に届けたいか” によって選択肢が変わる、というだけの話です。
そこで私は初めてWordPressを知り、選択肢が大きく変わっていきました。
WordPressとは?|世界No.1シェアのCMS
WordPress(ワードプレス) は、世界No.1シェアを誇るCMS(コンテンツ管理システム)です。
HTMLやCSSがわからなくても、自由にWebサイトを作れる仕組みが整っています。
WordPressの主な特徴
– 無料で利用できる(オープンソース)
– テーマでデザインを自由に変更できる
– プラグインで必要な機能を追加できる
– SEOに強い構造
– 記事更新がしやすく、ブログ運営との相性が良い
私はテーマにCocoon(無料)を採用し、デザイン性とカスタマイズ性の高さが決め手になりました。
他のブログサービスとWordPress.orgを比較してみる
「どのサービスでブログを始めるべき?」
最初に悩みがちなポイントを、簡単に比較しました👇
※あくまで「特徴の違い」なので、優劣ではありません。
ブログサービス vs WordPress.org(CMS)比較表
| サービス名 | 分類 | 難易度 | 自由度 | デザイン性 | 英語サイト運用 | 収益化(広告) | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WordPress.org | CMS(自分で構築) | 中〜高 | 非常に高い | ◎ カスタマイズ自由 | ◎ 可能(サブドメイン等) | ◎ Google AdSense対応 | 本格ブログ / 企業サイト / 海外向け発信 |
| Amebaブログ | ブログサービス | 低 | 低い | △ テンプレ中心 | ×(多言語向きでない) | △プラットフォーム広告が基本(自前の最適化は限定的) | 日記・気軽なブログ |
| はてなブログ | ブログサービス | 低〜中 | 中程度 | △〜○ | △(特化機能なし) | ○ 独自ドメインで収益化可能 | 雑記ブログ / SEO向けブログ |
| 楽天ブログ | ブログサービス | 低 | 低い | △ 固定デザイン多め | × | △ 楽天アフィリエイト向き | ショッピング連動 / 日記 |
| ライブドアブログ | ブログサービス | 低 | 中程度 | △〜○ | △ | ○ 広告運用しやすい | 趣味ブログ / 副業ブログ |
※あくまで「ざっくりイメージ」なので、細かい仕様は各公式サイトをご確認ください。
WordPressを選んだ決定打5つ
結論からいうと、AmebaではなくWordPress.orgを選んだのは、「届けたい読者の幅」と「サイトを育てる自由度」の差が圧倒的だったからです。
ここでは、私が実際に感じた”決め手”を5つ紹介します。
1️⃣ 多言語(JP/EN)サイトを柔軟に運用できる
– 日本語版(JP)
– 英語版(EN)
をサブドメインで運用しています。
Amebaでは実質的にこの構成が難しく、WordPressの「拡張性の大きさ」は特に大きな魅力でした。
・海外読者にも情報を届けられる
・将来的に他言語も追加可能
・サブドメイン・サブディレクトリなど構造を自由に設計
2️⃣ 海外ユーザーにも届く、世界トップシェアのCMS
– 世界のWebサイトの約43%がWordPressで構築(2024年時点)
– 英語圏の検索エンジンとの相性が良い
– 国際SEOにも強い
Amebaは国内サービスのため、どうしても海外読者向けには弱い、という印象があります。
3️⃣ デザインの自由度が圧倒的(Cocoonとの相性◎)
Cocoonは無料なのに機能が充実しており、
– 英語サイトでも違和感がない
– 見出しやカード型デザインが読みやすい
– 企業サイトのように整えられる
というAmebaはテンプレ中心のため、私の目的(多言語・自由設計)とは方向性が合いませんでした。。
4️⃣ 収益化の選択肢が広い(AdSense対応)
Amebaは広告枠がAmeba側優先ですが、
WordPressは自分の方針で自由に収益化できます。
5️⃣ サイトを“自分の資産”として育てられる
設計の自由度がとにかく高く、「借り物の家」ではなく「自分の家」を建てるような感覚に近いです。
– デザイン
– ページ構成
– 機能追加
– 複数サイト運営
– URL構造
– 多言語化
すべて自分で決めて、長期的に育てていくことができます。
長期運用を前提にするなら、WordPressを選ぶメリットは計り知れません。
私が実際に感じたWordPressのメリット(6ヶ月運用)
以下は、実際に半年使ってみたリアルな感想です。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| JP/ENの2サイトを無理なく運用できる | サブドメインで独立したサイトを柔軟に管理でき、多言語展開がしやすい |
| カテゴリ整理・内部リンクの導線設計が自由 | 初心者でも構造を調整しやすく、読まれるブログ設計に近づけやすい |
| Cocoonの機能が豊富で扱いやすい | 目次・カードデザインなど、標準機能だけで“読まれる構成”を作りやすい |
| Google検索の伸び方が安定している | SEOに強い構造で、記事を積み重ねるほど検索流入が増えやすい |
| SNS(Instagram / X)との連携がしやすい | プロフィールリンクやシェアボタンなどが簡単に設置でき、流入導線が広がる |
| 写真・記事の世界観を統一しやすい | デザインを自分のブランドに合わせられ、メディア全体の印象を揃えられる |
まとめ|長く運用したいならWordPressが“最適解”
Amebaやはてなブログは、
– 「手軽に始めたい」
– 「まずは習慣化したい」
という方には最適です。
一方で、私のように、
– 英語版サイトを持ちたい
– 海外に届けたい
– デザインも構成も自由にしたい
– 長期的に資産としてブログを育てたい
– 収益化も視野に入れたい
という場合は、WordPress.orgが最も相性の良い選択肢となります。
WordPressはブログ・企業サイト・ポートフォリオ・ECまで作れる”万能CMS”です。
専門知識がなくても始められるのが最大の魅力だと思っています。
最後に|“発信を続けること”がいちばんの力になる
高知で企業支援に携わり、多くの現場を見てきましたが、
成果につながる企業・個人は例外なく 「発信を続けている」 という共通点があります。
ブログサービスでも、WordPressでも、noteでも形は問いません。
大切なのは、自分の言葉で伝え続けること。
その積み重ねが、想像以上に大きな力になります。
後編では、具体的な導入ステップをご紹介します👇
👉 後編はこちら(配信後URLを貼ります)
このブログでは「高知移住のリアル × 企業支援の実務 × 発信力の学び」を軸に、高知で挑戦する日々を記録しています。
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