前回の記事🏡【移住のリアル】高知に住んで驚いたこと|物件事情・交通・テレビ事情まで!-part1 | 診断士SacChiの恋する高知
に続き、今回は**「高知県って実際、住みやすいの?」「給与や物価は?」**といったリアルな疑問にお答えする【パート2】をお届けします。
※あくまでも筆者個人の実体験と感想に基づく内容です
\地方移住、Uターン、地域政策に関心のある方はぜひ最後までお読みください!/
💼 ① 高知県の賃金水準は全国ワーストクラス
以下は、2024年の都道府県別平均賃金(所定内給与)データです:
地域 | 賃金(千円) | 順位 |
---|---|---|
東京都 | 403.7 | 1位 |
大阪府 | 348.0 | 3位 |
高知県 | 273.3 | 40位 |
全国平均 | 330.4 | – |
出典:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」
さらに、2024年度(2024年10月〜2025年10月適用)の高知県の最低賃金は時給952円。
これは全国第42位で、岩手・熊本・宮崎・沖縄などと同水準です。
都市部と比べて収入水準が低いため、移住する際には
- 専門職・国家資格を活かせる仕事を選ぶ
- リモートワークで都市部の収入を維持する
- UIターンサポートセンターに事前に相談する
⇒高知県UIターンサポートセンター – 年間移住者3,000人の達成を目指して
とはいえ、生活コストは全体的に抑えやすく、「良心市」などで野菜や果物を無料〜格安で手に入れることができるのも、高知ならではの魅力です🍅

⛽ ② ガソリン代が高くてびっくり!
2025年7月現在の高知県のレギュラーガソリン平均価格は174.2円/L(全国29位)。
最近は価格が落ち着いてきましたが、**2025年1月には全国で最も高い価格(194円/L)**を記録したこともありました。
- 県内のほとんどのガソリンスタンドで価格差がなく、セルフとフルサービスも同額
- 四国の他県に出るときには「高知で入れるより、県境を超えてから入れる」が鉄則!
🚗 高知は「車社会」です(パート1でも触れました)。燃費と給油場所の戦略が、家計にも直結してきます!
🧭 ③ 高知県の防災教育は全国トップクラス!
南海トラフ地震を想定し、高知県では防災リテラシー向上に特化した教育・地域活動が充実しています。海辺の地域では津波避難タワーが各所に設けられ、地震が発生したときに速やかに避難できるよう、学校だけでなく、地域でも南海トラフ地震を想定した避難訓練が行われています。
✅ 教育現場の取り組み
- 県独自の安全教育プログラムにより
└ 地震・津波・気象・交通・生活安全など幅広くカバー
└ 年齢別教材(例:防災BOOK)も整備 - 高知市独自モデルでは、家庭・学校・地域が連携して避難訓練を実施
🔍 文部科学省の実践事例集にも掲載され、全国から注目を集めています。
✅ 防災意識調査データ(2024年度・高知県調査)
内容 | 実施・認知率 |
---|---|
津波避難意識 | 68.0% |
食料備蓄(3日以上) | 33.3% |
飲料水備蓄(3日以上) | 37.5% |
家具固定対策実施 | 28.5% |
家具固定補助制度の認知 | 35.4% |
地域・職場での防災訓練参加率 | 36.0% |
南海トラフ地震臨時情報の認知 | 54.4% |
臨時情報発表時の避難意識 | 72.4% |
企業のBCP(事業継続計画)策定率でも、高知県は**全国1位(33.3%)**という結果に!
備えあれば憂いなしです!
✍️ まとめ|高知に移住するなら“情報と戦略”が鍵!
- 賃金水準は全国でも下位なので、仕事選び・働き方に工夫を
- ガソリン代の高さは想定外…車社会であることを忘れずに!
- 防災教育は全国トップレベル。地域ぐるみの取り組みに安心感あり